

突然かかってきた「好きなホラー映画」を尋ねる電話に答えられなければ殺されてしまうという斬新な設定に、映画オタクが語る「ホラー映画で生き残るためのルール」など、ホラー映画お決まりのパターンを逆手に取った展開で観客を魅了。1996年に公開されるや、全米で9週連続ベスト10入りする大ヒットとなった『スクリーム』は、その後、1997年に『スクリーム2』、2000年に『スクリーム3』が公開されるなど、ホラー映画の金字塔的なシリーズとして大ブームを巻き起こしてきた。
その『スクリーム3』から11年。終わったかと思った“あの惨劇”は、まだ終わっていなかった──。本作では、前作までのシリーズ3作品を生き残ってきたシドニー(ネーヴ・キャンベル)、ゲイル(コートニー・コックス)、デューイ(デイヴィッド・アークェット)が引き続き登場。新キャストとして、ジュリア・ロバーツの姪エマ・ロバーツ、『HEROES/ヒーローズ』のヘイデン・パネッティーア、カルキン兄弟の7番目ロリー・カルキン(マコーレーは次男)らがウッズボロー高校の生徒として出演している。
監督はシリーズ全作を手がけてきたホラーの巨匠ウェス・クレイヴン。脚本は『スクリーム』『スクリーム2』のケヴィン・ウィリアムソン。最強コンビの復活で、再びあのスリリングな恐怖が幕を開ける!
カリフォルニア州の田舎町ウッズボローで起こった連続殺人事件から10年。生き残ったシドニー(ネーヴ・キャンベル)は自らの体験を自叙伝として出版し作家として成功を収め、本の宣伝のため再び故郷へと戻ってくる。そこで彼女が目にしたのは、キャラクター化されたマスクが町中にディスプレイされている風景。事件をもとにした映画『スタブ』はシリーズ化され7作目まで作られるなど、悲劇はもはや笑い話のようになっていた。
だが、まるでシドニーの帰りを待ちわびていたかのように、この町で再び惨劇が起こり始める。自宅でホラー映画を楽しむ女子高生2人が、「好きなホラー映画」を尋ねる電話を受けた直後に惨殺されたのだ。さらに、同じ電話はシドニーの従妹ジル(エマ・ロバーツ)と、その友だちのカービィ(ヘイデン・パネッティーア)とオリヴィア(マリエル・ジャフィ)にも襲いかかる。いったい誰が、何の目的で事件を繰り返そうとしているのか? その謎が少しずつ明かされていく。
[監督]ウェス・クレイヴン
[脚本・原キャラクター]ケヴィン・ウィリアムスン
[出演]ネーヴ・キャンベル、デイヴィッド・アークェット、コートニー・コックス、エマ・ロバーツ、
ヘイデン・パネッティーア